武豊×木梨憲武の世界的血統馬に「2億7000万円」の刺客!? 遥かなる凱旋門賞(G1)挑戦へ……話題の良血馬が超豪華対決!
前人未到の大記録となるJRA通算4000勝まで、あと3勝に迫っている武豊騎手。「凱旋門賞でフランスに行く前に達成したい」と公言しており、ゴータイミングでメモリアルを飾る可能性もありそうだ。
しかし、そんな話題の世界的血統馬に負けるとも劣らない超良血馬もまた、ゴータイミングのデビュー戦に向けてスタンバイしている。昨年のセレクトセールで1歳馬最高額となる2憶7000万円で落札されたサトノルークス(牡2歳、栗東・池江泰寿厩舎)だ。
「父がディープインパクトで、母は英国のフィリーズマイル(G1)の勝ち馬のリッスン。全姉にローズS(G2)を勝ったタッチングスピーチがいる血統です。
超高額で落札した里見治オーナーが『どうしてもダービーを獲りたい』と惚れ込む逸材。デビュー戦からC.ルメール騎手が手綱を執るなど、陣営の期待も高いですよ」(同)
20日行われた1週前追い切りでは栗東のCウッドで6ハロン83.0秒、ラスト12.8秒と終始楽な手応えながら、併せ馬でしっかりと先着を果たしたサトノルークス。
池江調教師は『日刊スポーツ』の取材に「ちょっと晩成型で、まだ能力だけで走ってる感じ。まだ幼いけど、身体がしっかりしてくれば切れる脚を使うと思う」と辛口のジャッジ。しかし「能力の高さは感じます」と、それも期待の裏返しなのだろう。
他にも先日、モレイラ騎手で秋華賞(G1)に挑戦することが決まったサラキアの全弟サラミスなど、話題の良血馬が揃った感のある29日の新馬戦。ゴータイミングやサトノルークスだけでなく、どの馬が勝ち上がっても注目を浴びることになるだろう。