武豊オジュウチョウサン「次走」決定! 夢の有馬記念へ選んだレースは「少頭数濃厚」?

 左後肢の違和感で9月の九十九里特別を回避したオジュウチョウサン(牡7歳、美浦・和田正一郎厩舎)。今後の動向が注目されていたが、11月3日の南武特別(東京、1000万下、芝2400m)を目標に調整が進められていることがわかった。鞍上は武豊騎手が務める予定だという。

 G1・5勝を含む9連勝を達成した史上最強の障害馬オジュウチョウサンは、暮れのグランプリ有馬記念への出走を目標に今年の夏に平地転身。7月7日に開催された開成山特別(500万下)で、武豊騎手を背に乗せ、後続に3馬身差をつけての平地戦初勝利を達成していた。

 その後フランスギャロから、凱旋門賞の前日に開催されるカドラン賞(G1・芝4000m)への出走オファーを受けていたものの、これを見送り。有馬記念と同じ舞台である中山競馬場の芝・2500m戦である九十九里特別(1000万下)への出走を目指していた。

「ところがオジュウチョウサンは、平地戦再開2戦目を目前に『左トモのはまりが悪い状態』であることが判明。管理する和田調教師は軽症をアピールするも『走った後にガタッときてもよくない』と回避することを発表しました。

 最強ハードラーとしてならしたオジュウチョウサンももう7歳と競走馬のキャリアは末期に差し掛かっています。ここで無理をしてしまえば、有馬記念はおろか引退後にも支障をきたすと考え、大事を取ることにしたのでしょう」(競馬記者)

 回避を発表後は有馬記念への直行か、どこかでステップを踏むのかがが注目されていた。だが、やはり大方の予想通り1戦挟むことを決めたようだ。

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