JRA美浦関係者「直送」毎日王冠、京都大賞典の「耳より情報」大公開! 注目はモレイラよりも……
もう1頭は良血馬・サンマルティン(セ6歳、国枝栄厩舎)だ。
今年は都大路S(OP)で上がり最速を記録して、後に函館記念を勝ったエアアンセムに0秒3差の完勝。だが、小倉記念(G3)では3番人気に支持されるも、外を回らされて距離をロス。後方から脚を伸ばしたものの7着に終わっている。
「うるさい面があった馬ですが、制御のきついハミに替えたところ以前よりは多少マシになってきたようですね。うるさいのは逆に言えば真面目なタイプということ。実戦にでは力を発揮してくれそうです。
追い切りは単走でした。気の良いタイプでビュンビュン行く馬ですが、いつも通り非常にいい動きを見せていましたね。能力を出し切れれば、チャンスはあるでしょうね」(美浦担当記者・B)
悩める良血馬は好走なるか。
続いて、翌日開催の京都大賞典(G2)。
ここでもモレイラ騎手の騎乗馬であるアルバート(牡7歳、堀宣行厩舎)は外せない。
ステイヤーズSを3連覇、ダイヤモンドS優勝、アルゼンチン共和国杯で2着とG2、G3の長距離戦を得意とする現役きってのステイヤーであるアルバート。だが、今年に入ってからは阪神大賞典(G2・芝3000m)4着、天皇賞・春(G1・芝3200m)8着、宝塚記念(G1・芝2200)13着と苦戦が続いている。
「先週までは若干重かったので調整をし直した結果、少し硬さはありますが素軽さも出てきたように見えました。態勢は整ったと思います。中間の乗り込みは十分ですし、鞍上のモレイラ騎手も騎乗していい感触を掴んでいるようです。
このタッグは約3年1カ月ぶり。前回は札幌競馬場500万下(芝2000m)に出走して見事に勝利を収めています。それ以来、アルバートは中長距離線で頭角を現しました。アルバートにとってモレイラ騎手はステイヤーとして目覚めるきっかけをくれた騎手です。相性はいいと思います」(美浦担当記者C)
マジックマンと異名を取るモレイラ騎手は再びアルバートを勝利に導けるのだろうか?