JRA秋は「超一流」外国人騎手だらけ!? C.デムーロ、R.ムーア、H.ボウマン……日本人騎手「悪夢」の”黒船ラッシュ”再び
先週も7勝を上げ、わずかな騎乗機会ながら関東リーディングのトップ10入りを果たしているJ.モレイラ騎手。
今週末も毎日王冠(G2)のアエロリットを始め、有力馬が多数ラインナップしており、さらに勝ち星を量産することはほぼ確実。この秋は短期免許などを巧みに利用し、限界ギリギリまで日本で騎乗する予定だ。すでに試験の合否を待っているJRA入りを果たせば「200勝どころか、300勝も夢ではない」と評価されている元香港No.1騎手だが、すでにとてつもない結果を残しており、JRA所属騎手は今からもう戦々恐々といったところだろう。
だがこの秋、彼らにとって脅威となる”黒船来襲”は、どうやらモレイラ騎手だけではないようだ。
まずはW.ビュイック騎手が11月から短期免許で日本参戦を予定しており、4年ぶりの日本競馬参戦。現在、世界最強軍団ゴドルフィンの主戦を務める存在で、世界中のビッグタイトルを勝ちまくっている世界トップクラスの名手だ。
ビュイック騎手が日本競馬に参戦したのは、4年前の2014年が最後。勝率.096、3着以内率.265とモレイラ騎手ほど目立った活躍はしていない。
しかしJRA通算21勝ながら、その内4勝が重賞。2013年のジャパンC(G1)では単勝100倍超えの11番人気だったトーセンジョーダンで3着、さらに2014年の有馬記念(G1)でも9番人気だったトゥザワールドで、勝ったジェンティルドンナに3/4馬身差まで迫る2着と、すでに大舞台での勝負強さは折り紙つきの存在だった。
この4年でゴドルフィンの主戦に抜擢されるほど大きく成長しており、日本国内の競馬関係者の評価も非常に高い。来日すればこれまでよりも騎乗馬の質が向上することは確実で、「第2のモレイラ」として勝ち星を量産する可能性も十分だ。
さらに英国の若きスター、O.マーフィー騎手もこの秋に日本参戦を予定している外国人騎手の1人だ。