府中牝馬S(G2)はJRA「現場関係者情報」でウハウハ? ディアドラ・リスグラシューは「相手」まで?

 13日の土曜日、東京競馬場で府中牝馬S(G2、芝1800メートル)が行われる。11頭と少頭数ながら重賞勝ち馬8頭、うちG1馬4頭と好メンバーが揃った。レベルの高い熱戦が期待されるが、関係者情報に基づいてレースを予想する。

 人気は、昨年の秋華賞馬であり今年夏の札幌クイーンS(G3、芝1800メートル)を快勝したディアドラ(牝4歳、栗東・橋田満厩舎)、今年のヴィクトリアM(G1、芝1600メートル)で2着、これまでG1で4度の2着があるリスグラシュー(牝4歳、栗東・矢作芳人厩舎)の2頭。前者がC.ルメール騎手、後者がM.デムーロ騎手。一騎打ちムードもあるが、しかし……。

 このレース、位置付けはエリザベス女王杯(G1、芝2200メートル)あるいはマイルCS(G1、芝1600メートル)の前哨戦であり、距離1800メートルも微妙に影響しているのか、過去10年、1番人気と2番人気は一度も勝っていない。ならば、積極的に好配当を狙いたい。ディアドラとリスグラシューはあくまで2着、3着候補とする。

「◎」はソウルスターリング(牝4歳、美浦・藤沢和雄厩舎)。先週はサトノダイヤモンドが京都大賞典(G2、2400メートル)を優勝して復活した。この秋競馬、テーマは復活かもしれない。ソウルスターリングと同厩のレイデオロ(牡4歳)もオールカマー(G2、2200メートル)で約1年振りの勝利を飾った。美浦の名門、藤沢厩舎。その厩舎力は超一流だ。

「『中間はいろいろ工夫しながら乗り込んできました。今は道中も掛かることなく、馬体も逞しくなっています。本来は能力も上。改めて期待しています』と調教助手は復調の兆しを強調していました」(競馬関係者)

 最終追い切りは美浦・南Wを単走で4F54.3-1F12.6。時計うんぬんではなく、馬がリラックスして弾んで走っているように見えた。オークス優勝後、約1年半、勝利から遠ざかっているが、ようやく女王が復権する時が来た。

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