JRA「ルヴァンスレーヴ2世」降臨!? 1.8秒差でシンボリクリスエスの大物がダートデビュー完勝
ダート界にまた新たな新鋭が誕生した。
14日の京都競馬場第3R新馬戦(ダート1800m)では、ラズライトノヴァが1番人気に支持されていた。だがフタを開けてみると同馬は6着に終わり、レースでは藤岡佑介騎手が騎乗するヴァイトブリック(牡2、美浦・和田正一郎厩舎)が大差勝ちを収めている。
ヴァイトブリックはキャロットクラブ所属(馬主はキャロットファーム)。父シンボリクリスエス、母はヴァイスハイト、母父は99年のダービー馬アドマイヤベガという血統を持つ。
レースでは少し遅れたスタートから、後方2番手で待機したヴァイトブリック。3コーナーから徐々に進出し、4コーナーの出口で先行3頭に並びかけた。そしてそのまま先頭に立つと、残り200mから更に加速し、後続を突き放して2着に1秒8差をつけて勝利を収めている。
レース後に藤岡佑騎手はスタートこそ良くなかったものの「4コーナーの手応えがよく、直線は突き放してくれましたね」とべた褒めしていた。
「ダート界にまた1頭新星が誕生しましたね。父馬が同じということもあり、南部杯(G1)を制したルヴァンスレーヴと比較する声も聞こえます。今後が非常に楽しみな1頭だと思います。
今年はこのヴァイトブリックや、先月のデビュー戦で2着に7馬身差をつけた良血馬クリソベリル、またルヴァンスレーヴやエピカリスなどを輩出したダート馬の登竜門的存在であるプラタナス賞を快勝したガルヴィハーラなど、キャロットクラブ所属のダート馬の台頭が目立ちますね。これらの馬には注目しておいて損はないはずです」(競馬記者)