JRA昨年オークス馬ソウルスターリング骨折。復帰は来年以降で強さ戻るの厳しく……
府中牝馬S(G2)で10着と惨敗していたソウルスターリング(牝4歳、美浦・藤沢和雄厩舎)が、レース後に左前肢手根骨を骨折していたことがわかった。
昨年はオークス(G1)を制するなど順風満帆なキャリアを送っていたソウルスターリング。だが、その年の秋に毎日王冠(G2)へ向かい古馬との対戦を選択したところから同馬の歯車は狂い始めた。
レースで1番人気に支持されたソウルスターリングは果敢にハナを奪い、レースをリードする。ところが、最後の直線で伸びを欠き8着と惨敗。その後は天皇賞(秋・G1)、ジャパンC(G1)を走るも、それぞれ6着、7着と敗退している。
今年に入ってからも悪い流れは続き、阪神牝馬S(G2)10着、ヴィクトリアマイル(G1)7着と、昨年のオークス馬は長いスランプにもがき苦しんでいた。
「そのソウルスターリングは、今秋の始動戦であるクイーンS(G3)から北村宏司騎手とタッグを組み、3着と好走。約1年半ぶりに馬券圏内に入ったことでようやく低迷脱却の兆しが見えたと誰もが思ったはずです。
しかし、次走で10着と大敗し、さらに故障が発覚。悪い流れから抜け出せていなかったようです。
今回の故障は全治3カ月と診断されているようなので、今年中の復帰は難しいと思います」(競馬記者)
復調するかと思われた矢先のアクシデント。ソウルスターリングはかつての走りを取り戻すことができるのだろうか? 復帰する日を待ちたい。