JRA天皇賞・秋(G1)ダノンプレミアム「謎の好調ぶり」に疑問……2週以上前に回避表明も「最悪12頭立て?」の元凶に?
「9月中頃に帰厩したダノンプレミアムですが、秋の天皇賞に向けて順調に乗り込まれていたんですけどね……。その間に、朝日杯フューチュリティS(G1)で2着に下したステルヴィオが毎日王冠(G2)で古馬相手に2着に好走。その事実からも強豪古馬が相手でも、可能性を感じさせる楽しみな存在だっただけに回避はとても残念です。
ただ、回避表明後はそのまま厩舎で乗り込まれて、先日のCウッドでの追い切りではラストで11秒台を記録するなど順調そのもの。調教駆けする馬らしく、とても良い動きでした。ただ、それだけに『今週末の天皇賞に出ても好勝負になったのでは?』と疑問を浮かべる関係者の姿もあるほど。
これだけの器だけに『下手な状態で使いたくない』という陣営の心情は理解できますが、回避を表明したのが天皇賞から2週間以上前の話だったので『もう少し様子を見ることができなかったのか』とは考えてしまいますね。いずれにせよ次走はまだ未定ですが、有力とされるマイルCS(G1)には万全の状態で出られるのではないでしょうか」(競馬記者)
記者の話にあった通り、ダノンプレミアムは19日に栗東のCウッドで行われた追い切りで5ハロン68.9秒、ラスト11.6秒の好タイムをマーク。単純な比較はできないが、前走の日本ダービーの最終追い切りが5ハロン69.4秒、ラスト11.3秒と近い時計だっただけに、状態は明らかに上昇傾向にあるようだ。
しかし、そんなダノンプレミアムの元気な姿を見れば見るほど「天皇賞・秋で見たかった」という思いが膨らむのも事実……。今さらどうなるものでもないが、好メンバーが集っているだけに「惜しい」と思うファンは少なくないようだ。