時代は「穴の武豊」「本命ルメール」!? 関係者が明かす菊花賞の「裏側」と「ルメール>モレイラ」の事実
また今回の勝ち馬はもちろんのこと、4着までもノーザンファーム生産馬が占めている。ノーザン関係者としては笑いが止まらないだろう。
そして人気薄のノーザンファーム生産馬を勝たせたルメール騎手同様に、同じくユーキャンスマイルを3着にまで持ってきたベテラン武豊騎手の手腕も関係者たちから再評価されつつあるという。
「武豊騎手は今年、菊花賞以外でも、スプリンターズS(G1)で13番人気のラインスピリットを3着に導くなど、例年以上に6番人気以下の馬を馬券圏内に持ってくることも多いんです。
これには昔ほど有力馬が回ってこないという現状や、武豊騎手が騎乗するというだけで過剰な人気を集めることが少なくなったことも影響していると思います。ですが、それを抜きにしてもマークが薄くなるためか、思うがままに手腕を発揮しており、意外な穴馬での好走が目立ちます。”人気薄の馬に騎乗する武豊”には注意を払っておくとオイシイ思いができるかもしれません」(競馬誌ライター)
『長距離は騎手で買えという格言』があるが、今年の菊花賞はまさに馬以上に騎手の手腕が光ったレースだったのかもしれない。