JRAアルテミスS(G3)は大荒れ模様? 関係者が明かす「狙い目」とは
天皇賞・秋が行われる前日の27日、東京競馬場では2歳牝馬によるアルテミスS(G3、芝1600メートル)が開催される。人気は無敗の2勝馬と2頭の良血に集中しそうだ。関係者情報をしっかりと吟味してレースを予想する。
「◎」はウインゼノビア(牝2歳、美浦・青木孝文厩舎)。新馬戦は2着だったが、未勝利(芝1600メートル)、クローバー賞(オープン、芝1500メートル)を連勝。メンバー中2頭いる2勝馬の1頭だ。情報には好ムードが溢れている。
「最終追い切りが圧巻でした。他陣営も『凄い脚力。相当走るよ』と一目置いています。鞍上の松岡騎手も『デビュー前から期待していた馬。センスがいいので注文がつかない』と自信満々です。スクリーンヒーロー産駒の大物かもしれません」(競馬関係者)
未勝利戦は2番手から押し切り、クローバー賞は逃げての1着。逃げにこだわる必要はない。8枠14番だがスピードの違いで先行できるはず。東京競馬場は今週からBコース。道中は馬場のいい内を走り、直線では早目先頭、後続の追撃を振り切ると見る。
「○」がビーチサンバ(牝2歳、栗東・友道康夫厩舎)。新馬戦(芝1600メートル)は中団から力強く差し切った。母フサイチエアデールは重賞4勝、桜花賞(G1、芝1600メートル)とエリザベス女王杯(G1、芝2200メートル)で2着。日本産の良血にも期待したい。さっそく情報を見てみよう。
「初戦が文句のない勝ちっぷり。スタッフは『ルメールも乗りたかったようだけど、モズアスコットと重なったから仕方ないね。乗り難しいタイプではないし、康太も普段から乗っているから心配ないよ』と高評価しています」(競馬関係者)
藤岡康太騎手は神戸新聞杯(G2)では福永騎手の代役としてワグネリアンを勝利に導いた。ここも正攻法で戦いたい。初戦のタイムは平凡だが2戦目となれば大幅な変わり身を見せてくれるだろう。