JRA天皇賞・秋(G1)スワーヴリチャードに思いを託す!? 楠原安里梨が天才相馬眼で勝利を狙う
楠原安里梨:一撃を期待して、ヴィブロス(牝5歳、栗東・友道康夫厩舎)。内枠だしより推せますね!
ライバルと比べて斤量も軽く、春にはドバイターフ(G1)で2着(昨年は勝利)に入るなど実績もあります。左回りも得意にしているようですし、それに芝2000mは同馬にとってベストの距離だと思うんです。またレースを見ていると1戦ごとに成長している感があるんですよね。
鞍上は福永祐一騎手。菊花賞では大外枠だったグローリーヴェイズで5着と好走。さまざまな局面にも対応できる手腕を持っていることを改めて見せつけてくれました。
今年一杯での引退も発表されていますし、姉ヴィルシーナ、兄シュヴァルグランらがG1競走を勝利した経験を持つ東京競馬場で、ヴィブロスもG1勝利をあげてもらいたいですね。
そしてどうしようか迷っているのは、ステファノス(牡7歳、栗東・藤原英昭厩舎)ですね。
過去の天皇賞・秋では15年に2着、16年は3着と結果を残していて、東京競馬場の芝2000mとなると入れたくなってきます。春は不調のようでしたが、前走の毎日王冠(G2)では休み明けにもかかわらず4着と好走。調子は上向いていますよね。藤原厩舎で叩き2走目となると気になる存在です。
さらに今回はアイルランドの名手C.オドノヒュー騎手とタッグを組んで挑みます。ステファノスは外国人騎手が騎乗した際は3着3回、4着1回と好走しているんですよ。人気薄にもかかわらず上位に来ることも多い馬なので激走を期待しています。
――では、それらに続くのは?
楠原安里梨:続くというか……買いたくないんですけど、上位に来るだろうなぁと思うのが、レイデオロ(牡4歳、美浦・藤沢和雄厩舎)。もう仕方ないですよね。
鞍上のC.ルメール騎手は絶好調で重賞連勝中。土曜日にはスワンS(G2)でモズアスコットに騎乗しますが、有力なライバルも出走しないようなのでここも勝ちそうです。現在の勢いをさらに加速させて天皇賞・秋に向かうこともあるでしょう。
レイデオロは、前走のオールカマー(G2)でアルアインにクビ差まで迫られたものの勝利。休み明けで本調子ではなかったのかもしれませんが、ここに合わせてしっかりと仕上げてくるはずです。鞍上が絶好調ということもあり、確勝級とはいいませんが、馬券圏内は入ってくるでしょうね。