JRA福永祐一×エアスピネル「コンビ継続」に悲鳴!? 前走の「ドン詰まり」に思い出される「前は壁!」の悪夢
11月に京都競馬場で行われるマイルCS(G1)の有力馬エアスピネル(牡5歳、栗東・笹田和秀厩舎)の鞍上が、引き続き福永祐一騎手に決まったことで、ファンからは早くも議論が巻き起こっている。
ここまで17戦して4勝ながら、一度も掲示板を外した(5着以下)ことがない超堅実派のエアスピネル。これまでは武豊騎手が主戦を務めていたが、前走の富士S(G3)でジャンダルムに騎乗したため、福永騎手との新コンビが結成された。
しかし、結果は4着。相変わらず堅実な走りを見せていたが、1番人気だったことあって馬券圏外に終わってしまったことに、レース後はファンから不満の声が聞かれていた。
それも本人が「勝負どころでポケットに入ってしまい待たされました」とコメントした通り、ややスムーズさを欠いた競馬。一部のレース中継では、エアスピネルに一瞬進路がなかったことが実況されており、それがファンの”嫌な記憶”を思い起こされたようだ。
「一昨年のスプリンターズS(G1)ですね……。当時、福永騎手は単勝1.8倍のビッグアーサーに騎乗していましたが、最後の直線で行き場を失って12着に大敗。レース後には、ファンの間で福永騎手の騎乗を巡って大きな議論を呼びました。
そういったこともあって、福永騎手が馬群に詰まるイメージを持っているファンも決して少なくないようです。エアスピネルの前走の富士Sでも、たまたまそういったシーンがあり、議論が再燃したようです。それで継続騎乗が発表されたわけですから、不安を述べる人も当然いるでしょうね」(競馬記者)
2016年のスプリンターズSの最後の直線で、馬群の中にいたビッグアーサー。内を狙って進路を失った福永騎手は、外へ持ち出そうとするがレッドファルクスに被せられて失敗。そこからもう一度、内に切り替えたがやはり進路がなく……「前は壁!」という悲鳴のような実況と共に、スプリント王のレースはそこで終戦した。
レース後、自ら「最低の騎乗」と認めた福永騎手。G1で単勝1.8倍だったこともあって、ファンからも大きな批判が巻き起こった。