JRA天皇賞・秋(G1)「悪夢」スワーヴリチャード大敗の原因は武豊!? スタート直後にマカヒキと接触……M.デムーロの”恨み節”も
東京競馬場が”悲鳴”に包まれた。
28日に行われた天皇賞・秋(G1)は、2番人気のレイデオロ(牡4歳、美浦・藤沢和雄厩舎)が優勝。昨年のダービー馬に2つ目のビッグタイトルをもたらしたC.ルメール騎手は、これで3週連続となるG1制覇。今年6つ目のG1制覇となり、年間最多勝記録にも王手をかけた。
その一方、”悪夢”が待っていたのが、単勝2.5倍の1番人気に推されたスワーヴリチャードだ。
「スタートでぶつけられて、それで終わった……」
レース後、主戦のM.デムーロ騎手が悔しそうに”恨み節”を口にした。勝ったレイデオロの隣となる4枠5番の好枠からスタートしたスワーヴリチャードだったが、ゲートで痛恨の立ち遅れ。その直後に逆隣にいた武豊騎手のマカヒキと接触し、そのままレイデオロとの2頭に挟まれる形で大きく出遅れた。
管理する庄野靖志調教師が「挟まされてちょっと気持ちも切れた」と悔しさを露にした通り、スワーヴリチャードはそのまま戦意喪失……最後まで本来の走りをまったく見せることができず、12頭中の10着に大敗した。
悪夢のような展開に納得できないのは陣営だけでなく、レースを見守ったファンも同様だ。