JRA天皇賞・秋(G1)「悪夢」スワーヴリチャード大敗の原因は武豊!? スタート直後にマカヒキと接触……M.デムーロの”恨み節”も
1番人気だったこともあり、スワーヴリチャードが大きく出遅れた際は東京競馬場のスタンドが一瞬、悲鳴とどよめきに包まれた。馬券を買った人々からすれば、スタートからわずか数秒で”紙くず”同然になってしまったのだから、嘆きたくなる気持ちも当然か……。
スタート直後はマカヒキの方からぶつかっていったこともあり、レース後、ネット上では一部のファンから武豊騎手の騎乗を巡っても大きな議論が交わされる事態となった。
「スワーヴリチャード陣営にとっては、最悪の展開でしたね……。スタート直後にマカヒキとレイデオロに挟まれる形となり、ほとんど何もできずに終わってしまいました。デムーロ騎手も憮然とした態度で、相当残念がっていましたよ。
ただ、確かに陣営にとっては不幸な事故でしたが、ゲートを出た直後の接触は、競馬では日常茶飯事。特に珍しいことでもありません。
そもそもこうなってしまった最大の原因は、やはりスワーヴリチャードが発馬で立ち遅れてしまったこと。仮に互角のスタートを切れていれば500kgを超える馬ですし、マカヒキが多少寄れてきても対応できたと思いますね。
つまりすでに出遅れている状況の中、マカヒキと接触してしまったため、いつも以上に大きく弾かれて、逆隣にいたレイデオロと挟まれる状況になってしまった……結果的にそれが戦意喪失に大きく繋がったんだと思います」(競馬記者)
先週の菊花賞(G1)でハナ差の大接戦を演じたルメール騎手とデムーロ騎手。そして、巧みな騎乗で3着を確保して波乱を演出したのが武豊騎手だった。