伝説の厚切りジェイソンならぬ『厚切りルメール』が本当に「Why Japanese people!?」と叫びたかった日本競馬の問題点とは

C.ルメール騎手(Cake6より)

 あの”伝説”は、やはり真実だったのか。

 今年の年頭に行なわれた関西騎手による新年会の余興のことだった。新人騎手を代表して先輩ジョッキーに余興を披露したのは、なんと世界のC.ルメール騎手。昨年からJRA騎手となったので”新人扱い”というわけだ。

 そんなルメール騎手が披露した一芸が、人気お笑い芸人・厚切りジェイソンならぬ”厚切りルメール”による『Why Japanese people!?(何故なんだ!?日本人!)』だった。

 まず、用意されたホワイトボードに競馬のトラックを描いたルメール。すると日本語で「突然、大外からビューン!ってまくっていってハナに立つ」と手に持ったマジックを走らせる。

 そして、欧州の競馬ではあまり見られない日本の「まくり競馬」に対して「Why Japanese people!?Why!?」と両腕を広げてオリジナル顔負けの絶叫ツッコミ。欧州と日本の競馬の違いを鮮やかに指摘し、会場の大爆笑をさらったそうだ。

 このようなお茶目な一面を持つルメールだが、彼が決してお笑い芸人ではなく、世界を股に掛けて活躍する名手であることを忘れてはならない。そんなルメールが日本のホースマンに対して、本当に「Why Japanese people!?」と叫びたかったことは他にあるようだ。

 先日あった藤岡佑介騎手との対談企画のことだ。そこでルメールは『誰一人、武豊の後を追わないのは何故だ?』と日本人騎手のスタンスを指摘している。

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