JRA「日本人終了?」オドノヒューも神騎乗で差拡大の一途……ムーア、ビュイック、C.デムーロもスタンバイ
短期免許しか取得していないにもかかわらず、56勝をあげてリーディング上位にも顔を出しているJ.モレイラ騎手。目覚ましい活躍を見せているモレイラ騎手だが、短期免許の都合上、今週末はお休み。来週のエリザベス女王杯開催週からの騎乗再開となる。日本人騎手たちの奮闘にも期待が集まるが、その間隙を突く形で活躍をしそうなのがC.オドノヒュー騎手だ。
アイルランドを代表するA.オブライエン調教師のもとでデビューし、07年にアストロノマーロイヤルで2000ギニー(G1仏)、11年にはトレジャービーチで地元の愛ダービー(G1)を制するなど活躍したオドノヒュー騎手。現在はジェシカ・ハリントン厩舎の主戦騎手となり、アルファセントーリとのコンビで愛1000ギニー(G1)などG1競走4連勝を飾るなど獅子奮迅の働きを見せている。
その名手が今年は10月27日(土)から11月5日まで短期免許を取得し、6年ぶりに来日。以前は期待に応えたとはいえない成績に終わっていたものの、今回は関係者たちが感嘆する騎乗を見せているという。
「オドノヒュー騎手は先週土曜の東京競馬場4R、2歳新馬戦で人気薄のペイシャムートンに騎乗し、勝利。後方で脚をため、最後の直線で上がり最速の末脚を繰り出し、2着に5馬身差をつける圧勝劇を飾りました。
レース後、関係者は『稽古の感じからはとても走るとは思えなかったけど、実戦でガラリと変わってくれたね。鞍上がやる気スイッチを入れてくれたのかな』と予想以上の結果にうれしい悲鳴をあげていましたよ」(競馬誌記者)
オドノヒュー騎手の快進撃はこれだけにとどまらず、この日の8Rでは、モレイラ騎手が騎乗して単勝1.7倍に支持されたサトノマックスをスパイラルダイブでみごと差し切り勝ち。結果、天皇賞・秋(G1)が開催されるためにトップジョッキーたちが集まる東京競馬場で、土日合わせて2勝、2着3回と好成績を残している。