武豊オジュウチョウサン「問題発覚」有馬記念(G1)出走に黄色信号!? オーナーが託した「秘策」に潜む罠
31日、年末の有馬記念(G1)出走を目指す最強障害馬オジュウチョウサン(牡7歳、美浦・和田正一郎厩舎)が、平地復帰2戦目となる南武特別(1000万下、芝2400m)に向け、最終追い切りを行った。
美浦のWコースで追い切られたオジュウチョウサンは5ハロン68.6秒、ラスト13.0秒をマーク。目立った時計ではないが、見守った和田正一郎調教師が「反応は良かった」と手応えを感じている通り、まずは順調な仕上がりを見せている。
「今度も通過点だよ。この辺で問題になるようなら、有馬記念なんて言えないよ」
先日『スポーツ報知』のインタビューに応じた長山尚義オーナーは、そう強気に必勝宣言。確かに1000万下で躓いているようなら、現役最強クラスが集う年末のグランプリで苦戦は必至。約4年ぶりの平地出走となった前走の開成山特別(500万下)を3馬身差で圧勝しただけに、ここも今後に期待が膨む圧勝劇でオーナーの期待に応えたいところだ。
実際に大手競馬ポータルサイト『netkeiba.com』による予想オッズによると、オジュウチョウサンは単勝1.9倍と圧倒的な支持を集めることが予測させている。平地に対する不安要素が大きく消えたこともあり、単勝2.0倍だった前走の開成山特別を上回る人気になるのかもしれない。
ただ、その一方でここは「危険な人気馬」という声もある。