JRA組ケイティブレイブは「京都のJBCクラシック」鬼門? 明らかな「成績傾向」と「相手」
チャンピオンズCの次は年末の東京大賞典(Jpn1、ダート2000メートル)に出走。逃げたコパノリッキーが楽勝してG1戦11勝目を上げた。ケイティブレイブは2番手を追走したが、コパノリッキーについていけず、後ろからきたサウンドトゥルーにも差された。昨年は出遅れが逆に功を奏してG1初制覇となった帝王賞だが、今年はすんなり3番手を追走。しかし、3角あたりでゴールドドリームが直後にまで押し上げ、直線では両者の叩き合いになったが、ゴールドドリームの力が勝った。
ケイティブレイブはもちろん一流馬だが超一流馬ではない。コパノリッキーやゴールドドリームといった超一流馬には勝てないのが成績の結論だ。次走に想定されるチャンピオンズCではゴールドドリームと対戦することになるだろうが苦戦は必至。しかも、南部杯(Jpn1、ダート1600メートル)でゴールドドリームを1馬身半負かした若き王者ルヴァンスレーヴ(牡3歳)もチャンピオンズC出走が予定されている。
ケイティブレイブにとって、ゴールドドリームとルヴァンスレーヴのいないこのJBCクラシックは絶対に落とせないレースだ。以前の勢いがなくなったテイエムジンソクが逃げれば、日本テレビ盃同様に恰好の目標となる。昨年の平安Sは負けたが、それ以降パワーアップしていれば京都コースの克服も可能だろう。
適性外のフェブラリーSを除けば、今年は何しろゴールドドリーム以外には負けていないのだ。問題は初対戦のサンライズソア(牡4歳)とオメガパフューム(牡3歳)との力関係となる。