JRA・AR共和国杯(G2)決意の関係者「2点」勝負! 狙うはあの「名物馬」と「意外性」?
続いて対抗「○」にあげたいのはノーブルマーズ(牡5歳、栗東・宮本博厩舎)だ。
これまで1600万下で勝ち負けがやっとだったにもかかわらず、今年に入って一変。メトロポリタンS(OP)で2着と好走すると、目黒記念(G2)では10番人気ながら勝ち馬から0.1秒差の2着。さらに宝塚記念(G1)では12番人気ながら3着と馬券圏内に入り、3連単492,560円という高配当の立役者になっている。
「関係者たちでさえも目黒記念で好走したとはいえ、宝塚記念は難しいと考えていました。ところが、一線級の馬を相手取り、ヴィブロスやサトノダイヤモンドらG1馬に先着する好走。いい意味で裏切られましたね。デビューから一貫して高倉稜騎手が手綱をとっていますが、ここ最近の走りには『見違えた』と驚きを隠せないようです。
今回は放牧先で挫セキがあったようで、陣営のテンションも落ち気味。しかし、帰厩してからは順調ですし、最終追い切りでビシッとやっていました。なにより条件も合うのでここで好走して、次回につなげたいのは間違いないでしょう」
底力を見せてもらいたい。
「▲」に選んだのは目黒記念覇者・ウインテンダネス(牡5歳、栗東・杉山晴紀厩舎)だ
今年の緑風S(1600万下)ではハナを主張して逃げ切り勝ちを飾ると、中1週で挑んだ目黒記念では9番人気ながら5.6番手につけてゴール前で抜け出し重賞初制覇を達成。3連単197,190円という波乱を演出するのに一役買った。
だが前走の京都大賞典(G2)ではハナを奪ってレースをリードするも、最後の直線で後続に捕まってしまいそのままズルズルと後退。6着に終わっている。
「前走は大逃げを打ってしまったため、最後の詰めが甘くなってしまった印象を覚えました。なので陣営は、今回『馬を行かせて後ろについてもらいたい。目黒記念のようなレースができればチャンスがある』と話していましたね。
叩いて良くなるタイプなので2戦目のここは期待したいところ。杉山師は『京都大賞典、アルゼンチン共和国杯、そしてジャパンカップが秋のローテ』と話していました。好走して大一番に向けてはずみをつけてもらいたいですね」
アルゼンチン共和国杯(G2)は3頭で勝負。「9番アルバート」1着固定→「2番ノーブルマーズ」「10番ウインテンダネス」の「馬単2点」で勝負。波乱の立役者たちの好走に期待したい。
(文=ブロディN)