【武蔵野S(G3)展望】JRAダート「2番手勢力」集結! 伝統重賞を制するのはアノ強豪か
C.ルメール騎手騎乗で上位人気になりそうなのがナムラミラクル(牡5歳、栗東・杉山晴紀厩舎)。直近2走はオープンで連続2着と力をつけてきた。父スパイキュールは牝系も優秀、ダート7戦7勝のサンデーサイレンス産駒。プリンシアコメータなどを出している。マイナーな血統的魅力はあるが、過剰に人気するようであれば軽視が正解かもしれない。
重賞初挑戦のアンタレスS(G3、ダート1800メートル)は5着だったが、その後オープンを2連勝して再度重賞に挑むがユラノト(牡4歳、栗東・松田国英厩舎)。12戦して【6・1・1・4】と勝ち切る能力は高い。一発を秘めるのはこの馬だろう。母コイウタはヴィクトリアM(G1、芝1600メートル)の覇者であり、サンライズソアの近親でもある。
その他では昨年の東海S(G2、ダート1800メートル)を勝ち、前走川崎記念(Jpn1、ダート2100メートル)で4着と復調気配を見せたグレンツェント(牡5歳、美浦・加藤征弘厩舎)、ダート重賞で2着、3着の実績があるクインズサターン(牡5歳、栗東・野中賢二厩舎)も伏兵候補だ。
チャンピオンズCで好走できそうなのはインカンテーションとサンライズノヴァの2頭かもしれないが、ダートの大物になりそうな馬も何頭かいる。各馬が持てる力を発揮してほしい。武蔵野Sは11月10日、東京競馬場で15時30分発走予定だ。