JRA「新2歳G1」は東京スポーツ杯2歳S!?「13年連続」G1馬輩出中の”最強出世レース”に今年も超大物続々……
17日に東京競馬場で開催される東京スポーツ杯2歳S(G3)へ、今年も将来が嘱望される素質馬が続々と集まっているようだ。
昨年は、後のダービー馬ワグネリアンが重賞初制覇を飾った東京スポーツ杯2歳S。レースの格的には近年、充実化が図られてきた2歳重賞路線の中でのG3の1つに過ぎないが、その実は”ある意味”で年末に行われる朝日杯フューチュリティS(G1)や、G1昇格を果たしたホープフルS(G1)といった「2歳王者決定戦よりも重要視されている」と述べても過言ではない。
下記に、過去10年の東京スポーツ杯2歳Sを勝った馬をまとめてみた。
上記を見れば、東京スポーツ杯2歳Sが2歳戦最大の「出世レース」であることは、誰の目にも明らかだ。いや、G3という括りで考えれば3歳戦や古馬戦も含めた「日本一の出世レース」と述べても言い過ぎではないはずだ。
ちなみに、勝ち馬にG1勝ちのない2015年には後に天皇賞・春(G1)を勝つレインボーライン、2012年にはNHKマイルC(G1)の勝ち馬マイネルホウオウが出走しているのだから、近年は毎年G1馬を輩出していることになる。乱暴な言い方をすれば、ここを勝ちさえすれば将来は約束されたも同然というわけだ。