武豊「クロフネ2世」誕生? 「7・4・4・10・5馬身」ダート圧勝続けるインティにファン驚嘆
10日に開催された東京競馬の武蔵野S(G3)は混戦をサンライズノヴァが制したが、ファンのダートへの注目は裏開催の京都、そして武豊騎手に注がれていた。
京都10Rの観月橋S(1600万下)。1番人気インティ(牡4 栗東・野中賢二厩舎)は単勝1.1倍。武豊騎手鞍上である。
1800mのレースは、スタートから松山弘平騎乗のリアンヴェリテが押して押して先頭を奪う中、楽な手応えのままスッと2番手を確保したインティ。道中では引っかかるような素振りも見せていたが……。
3コーナーまでは大きな動きはなく、4コーナー手前からインティが徐々に進出を開始。直線に入った時には早くもリアンヴェリテを交わし先頭。場内がどよめいた。
一完歩ごとに後続を放していくインティ。その手応えに曇りはなく、武豊騎手は鞭どころか追うこともないままちぎりにちぎり、5馬身差の圧勝となった。
ファンの間でも「アメリカの馬みたい」「これは強い」「今日の武蔵野Sでも勝負になった」と絶賛の声が後を絶たない。
インティは昨年4月ダート未勝利(9着)でデビューし、その後未勝利、500万下を楽に連勝。だが体質から1年間休養。7月の復帰戦500万下を4馬身差で飾ると、続く10月の1000万下は10馬身差。そして今回も5馬身と準オープンまではライバルを寄せ付けず5連勝を達成。つけた着差は「7・4・4・10・5馬身」である。武豊騎手は2走前から騎乗している。