JRAマイルCS(G1)モレイラ→ムーアで完璧⁉ アエロリット最大の懸念は「相性」
18日、京都競馬場でマイルチャンピオンシップ(G1)が開催される。今年も快足自慢たちが集結したが、ひときわ注目を集めるのは牝馬ながら前走の毎日王冠を逃げ切ったアエロリット(牝4歳、美浦・菊沢隆徳厩舎)だ。今回はR.ムーア騎手を背にしてレースへ向かう。
デビューから一貫して横山典弘騎手が騎乗し、NHKマイルC(G1)を制覇するなど実績を残していたアエロリット。だが、今年のヴィクトリアマイル(G1)から戸崎圭太騎手にチェンジ。戸崎騎手は乗り替わり初戦で4着、続く安田記念でも2着と好走していた。
勝ちこそなかったものの戸崎騎手とのコンビで一定の結果を残していたアエロリットだが、陣営は秋の始動戦である毎日王冠からJ.モレイラ騎手に乗り替わりを決断。モレイラ騎手はその期待に応えるかのように毎日王冠では果敢にハナを奪い、レコードに0秒3差に迫る好タイムでゴールを駆け抜けた。
「昨年は鞍上が横山典騎手から変更されることがなかったアエロリットですが、今年は目まぐるしく変更されています。今回騎乗するムーア騎手は、昨年のマイルチャンピオンシップではエアスピネルに騎乗して、勝ち馬のペルシアンナイトにハナ差で敗れています。今年はその雪辱を晴らすことが期待されます」(競馬誌ライター)
11日の京都競馬は1~11Rまで、モレイラ騎手が5勝、C.ルメール騎手とC.デムーロ騎手が3勝と外国人騎手が独占。今週はムーア騎手も加わるため、先週同様”外国人騎手旋風”が巻き起こる可能性もある。