JRA超大物サートゥルナーリア「鞍上未定」の謎……ホープフルS(G1)挑戦発表も「不調」M.デムーロ降板の可能性は?
14日、話題の超良血馬サートゥルナーリア(牡2歳、栗東・中竹和也厩舎)が、12月28日に行われるホープフルS(G1)に挑むことが明らかになった。
母は史上唯一、日米のオークス(G1)を制したシーザリオ。兄には菊花賞(G1)とジャパンC(G1)を勝ったエピファネイア、2歳王者のリオンディーズなどがいる超良血。今年6月のデビュー戦で、単勝1.1倍という圧倒的な人気に応えると、10月の萩S(OP)も馬なりで楽勝。
すでに来年のクラシックの大本命にサートゥルナーリアを挙げ「母シーザリオの最高傑作」と評する識者もいるほどだ。
そんな超大物の次のターゲットが、年末のホープフルSに決まった。正式にG1昇格を果たした2017年には、競馬の総決算・有馬記念(G1)後に行われる日程や、これまでのレースレベルの低さから、ファンやメディアの間で様々な賛否両論を巻き起こした。ただ、その年の日本ダービーを前年勝ち馬レイデオロが勝利したことで、議論は一応収束には向かったのだが……。
「昨年のG1第1回の勝ち馬タイムフライヤーや2着のジャンダルムがその後不甲斐ない成績に終わっているので、再びG1昇格に疑問を呈している人も少なくない印象です。一方の朝日杯フューチュリティS(G1)ではダノンプレミアムこそ故障に泣きましたが、ステルヴィオやタワーオブロンドン、ケイアイノーテックといった上位陣は、それなりに活躍しています。
そういった中、大物と名高いサートゥルナーリアがホープフルSに進んだ意義は大きいと思いますよ。まだメンバーは決まっていませんが、前走の萩Sも楽勝でしたし、おそらくは1番人気になるんじゃないでしょうか。まだ勝つと決まったわけではないですが、議論の的になっているホープフルSを盛り上げてほしいですね」(競馬記者)