JRAマイルCS(G1)アエロリット不要の「小点数」勝負! 強力「現場ネタ」から導いた「超・勝負馬」とは
「〇」には今年のヴィクトリアマイル(G1)で波乱を演じたレッドアヴァンセ(牝5、栗東・音無秀孝厩舎)をあげたい。
クラシックでは期待に応える結果を残すことができず、その後は1600万下での戦いが続いた。しかし、今年に入り状況は一変する。
始動戦である阪神牝馬S(G2)は、11番人気という低評価を覆し驚異的な粘りで2着と激走。次に期待が持てる走りを披露した。
続くヴィクトリアマイルはタイム差なしの3着。前走の富士S(G3)でも牡馬相手に3着と互角の戦いを演じるなど、マイルの重賞戦線での実績は文句のつけようがない。
京都コースは2勝を含む5連対と好相性を誇る。本格化を迎えた印象の実力馬が、今回も波乱を演じる可能性はあるだろう。
「仕上がりは万全のようだね。陣営も『休み明けを一叩きして格段に良くなっている』と手応えを掴んでいるよ。3着と激走したヴィクトリアマイルの時よりも良い状態に感じるね。
前走は最後に止まってしまい敗れたけど『あれは久々の影響。今度は大丈夫』と全く気にはしていないようだ。相手は強くなるけど『それほど差はないと思う』と色気たっぷり。ココでの好走をアピールしていた。一発あっても不思議じゃないね」(競馬関係者)
「▲」は今春の安田記念(G1)を制したモズアスコット(牡4、栗東・矢作芳人厩舎)だ。
マイル戦へと路線変更し4連勝を達成し、暮れの阪神C(G2)では古馬重賞初挑戦で4着と好走。そして年明け初戦の阪急杯(G3)でも2着を確保し、一気に注目を集めることになった。
その後は2戦連続で2着と勝ちきれない競馬が続いたが、9番人気で臨んだ安田記念は強烈な末脚で他馬を一蹴。コースレコードタイの1分31秒3という完璧な内容でマイル王の栄冠を掴んだ。