JRA「第2」のオジュウチョウサン出現!? マイネル総帥・岡田繁幸氏「最高傑作」トラストが”天才ジャンパー”転身で最強馬に挑戦状!
平地の重賞ホースという鳴り物入りでの障害初挑戦となったトラストは、2番人気に支持されると、後続に8馬身差をつける圧勝。”デビュー戦”から安定した走りを見せ、ジャンパーとしての資質の高さを見せつけた。
そして迎えた秋陽ジャンプSでは、単勝1.9倍の1番人気。すんなりハナに立ったトラストだったが、勝負所の3、4コーナーから2番人気のジャズファンクに競り掛けられる厳しい展開だった。2頭が並んで最後の直線に入ったが、早めに潰しに行ったジャズファンクが逆にバテて潰れるという強い内容。最後は4馬身差をつけて、楽々連勝を飾った。
「見た目の着差こそ8馬身差から4馬身差に縮まりましたが、オープンレースでスタミナとスピードを感じさせる非常に強い内容でした。今回は3110mでしたが、この内容なら多少距離が伸びても大丈夫だと思いますね。
この馬は何よりも飛越が上手。騎乗していた熊沢(重文)騎手も『きれいに柔らかく飛ぶので、ロスが少ない』と称賛していたように、とてもまだ2戦目には見えないほどの素質を感じさせます。元々、関係者から高い身体能力が評価されていた馬ですが、まさか障害レースにここまでの適性があるとは思いませんでした」(競馬記者)
レース後、管理する中村均調教師も「練習の時から感じていましたが、天才的なジャンパー」とトラストの類稀なるジャンパーとしての資質を絶賛。連勝したことで、目標を年末の中山大障害(G1)に定めたようだ。キャリア3戦目での挑戦は異例だが「この馬が別格」と自信を深めている。
そうなるとファンが期待するのは、現役最強の障害馬オジュウチョウサンとの対決だ。
オジュウチョウサンの活躍により、注目度が高まっている障害レース。本馬こそ平地挑戦中だが、ハードル界に現れた新星トラストの出現に、早くも一部のファンからは「第2のオジュウチョウサン」という声が上がり始めている。そうなると期待されるのは12月の中山大障害での頂上決戦だろう。