JRAジャパンC(G1)「デキ9割?」サトノダイヤモンドに陣営慎重か……頼みの綱はやっぱり
体調は京都大賞典より上向いているようだ。レースまでにはまだ時間もある。さらに良くなってくるはず。ただし、3歳秋、菊花賞(G1、芝3000メートル)と有馬記念(G1、芝2500メートル)を勝った当時の出来を100とすれば、9割程度の仕上がりになりそうだ。現在の持てる能力を最大限に発揮するしかない。
陣営は精一杯の馬作りをしたら、後は騎手にまかせるのみ。YouTubeの「東スポ」インタビュー動画で池江調教師は「モレイラさん。お願いします」とおどけてみせた。本音でもあるだろう。
モレイラ騎手はもうすぐ香港競馬に復帰する。今年、日本の競馬ファンはモレイラ騎手の騎乗を堪能できた。そのモレイラ騎手が、この大一番で潜在能力ならば現役ナンバーワンとも言えるサトノダイヤモンドに騎乗する。どんなレースをするのか、それを見られるだけでも大きな楽しみだ。最大の置き土産がサトノダイヤモンドの優勝という可能性もある。
意外なことにサトノダイヤモンドが東京コースを走るのはダービー以来、今回が2度目となる。2年前のダービーでマカヒキと激闘を演じた馬。問題はないはずだ。