JRA短期免許ムーア「途中帰国」原因はアノ調教師!? 天下ノーザンファームとの”確執”で「日本最後」の可能性も
「ムーア騎手の身元引受人として長年懇意にしている堀宣行調教師の”性格”が、成績の足を引っ張ってしまっているのかもしれません」
というのも冒頭で触れたアーモンドアイを筆頭に、この秋は菊花賞を勝ったフィエールマンや、天皇賞・秋のレイデオロなど関東馬の活躍が目立っているが、これらはすべて外厩「ノーザンファーム天栄」で調整されている馬たちだ。
しかし、堀厩舎は関東所属でありながら、あえて福島のノーザンファーム天栄ではなく、滋賀のノーザンファーム信楽を利用している稀有な存在。言い換えれば、トレセン以上の調教施設を誇り、関東馬躍進の最大の要因となっている”日本一の外厩施設”の恩恵にあやかれていないということになる。
「実は堀調教師が関東所属ながら、あえて関西のノーザンファーム信楽を利用しているのは、ノーザンファーム天栄との折り合いが悪いからといわれています。そのため、天栄で調整された関東の有力馬からムーア騎手に依頼が来るのは、ほぼ堀厩舎の所属馬が出走しないレースのみ。関東を拠点として騎乗する以上、これは痛いですよ。
もともと堅物でマスコミ嫌いでも有名な堀調教師ですが、ノーザンファームの上層部も『何故、天栄を使わないんだ』とお冠とか……。ずっと堀調教師とコンビを組んできたムーア騎手は、その煽りをモロに受けている状況ですね。日本で思うように勝てなくなるのも仕方ないですし、近しい関係者からは『来年から拠点を関西に変えるかも』という声も出始めているようです」(競馬記者)