JRAチャンピオンズC(G1)ノンコノユメは微妙? 美浦・栗東から至極の「4頭情報」到着
中京競馬場で開催されるダートの下半期最強馬決定戦・チャンピオンズカップ(G1)。今年は昨年の覇者・ゴールドドリームの回避もあり、3歳王者ルヴァンスレーヴが有力視されている。だが、他の陣営も同馬の戴冠をただ指をくわえて見ているわけではない。栗東と美浦から届けられた有力情報からピックアップした注目すべき出走馬をご紹介しよう。
まずはフェブラリーS覇者ノンコノユメ(セ6歳、美浦・加藤征弘厩舎)。史上4頭目となる”統一砂王”を目指す。
フェブラリーSで、自身のJRA・G1競走初制覇し、鞍上の内田博騎手に4年ぶりとなるG1勝利をプレゼントしたノンコノユメ。今後の飛躍が期待されていたが、かしわ記念、南部杯、JBCクラシックとG1競走3戦でいずれも4着。人気を集めるも、馬券圏内にあと一歩届かない惜しい競馬を続けていた。
「前走は向正面で流れがガラッと変わり、そのせいでついていけなかったのが誤算だったようです。しかし、レースでは上がり最速を記録。それ以外でも上がりは2位を記録するなどその末脚には衰えはないですね。
ただ最近はレースごとに馬のテンションが高かったり、低かったり、精神面があまり安定しておらず、集中力が散漫。そのためスタートで後手を踏んだり、直線でも物見をしたりしています。中間は短期放牧にも出していたようなので、リフレッシュできていればいいのですが……」(美浦担当記者A)
今季3戦目となるノンコノユメ。追い切りは霧のせいでタイムは確認できなかったというが、同担当は「加藤調教師は『気分良くノビノビ走らせてくれ』と指示を出していました。『しっかりとハミを取って反応も良かった』と満足げでしたよ」と語る。
昨年統一王者に輝いたゴールドドリームもフェブラリーS以後の成績は芳しくなかった。ノンコノユメもここで一変する可能性も十分にあるだろう。昨年に続いて統一王者誕生なるか。