有馬記念(G1)池添謙一騎手と的場均調教師がガチ論議!? “JRAの本気”『夢のVS.』オルフェーヴルVSグラスワンダーの結果は?
どちらも全盛期は「無敵」を思わせた存在……果たして、どのような結果になるのか詳細は是非公式サイトをご覧頂きたいのだが、競馬好きにとっては話題の尽きないところだろう。
「実績でいえば、やはりオルフェーヴルに軍配が上がりますが、グラスワンダーが活躍した当時は『競馬が一番熱かった時代』として今でも根強い多くのファンが支持しています。
公式サイトではファンによる投票も行われていますが、今のところほぼ互角ながらグラスワンダーがわずかにリードするという面白い展開になっています。特殊加工されたレース映像でも、先に抜け出したグラスワンダーに、外からオルフェーヴルが迫る展開。どちらかに思い入れのある方は、投票してみてはいかがでしょうか」(競馬記者)
確かに、実績的にはG1・6勝のオルフェーヴルに対して、グラスワンダーは4勝。だが、後者が活躍した時代は、マル外がクラシックに出ることができなかった。本馬は3歳春を骨折で棒に振っているが、もしクラシックを目指せるのであれば”異なる未来”があったのかもしれない。
また、公式サイトではオルフェーヴルの池添謙一騎手と、グラスワンダーの的場均元騎手(現調教師)にもインタビューをそれぞれ実施。詳細は割愛させていただくが、池添騎手が「正直に言うと負けない自信があります」と語った一方で、的場”騎手”は「ハナから白旗をあげたいくらい(笑)」と対照的だった。
「下馬評ではグラスワンダーの不利は否めませんけど、的場調教師は騎手の現役時代”マーク屋”として名を馳せた名手ですからね。代表的なのはライスシャワー。菊花賞でクラシック三冠の懸かったミホノブルボンを撃破したり、天皇賞・春3連覇が懸かったメジロマックイーンの記録を阻んだりと、大本命馬に一泡吹かせる”ヒール役”で歴史に名を残しています」(別の記者)
インタビューの中でも「なかなかいませんよ、あれほど強い馬は」とオルフェーヴル相手に”白旗”を上げながらも「道中少しでもオルフェーヴルをエキサイトさせることができれば……」「斜め後ろからオルフェを突くような形に持っていきたい」など、不適で老練な笑みを浮かべながら語っているグラスワンダーの的場調教師。まるで現役時代を彷彿とさせるような”ヤル気”が印象的だった。