JRA「暴言王(元)」岩田康誠が有馬記念(G1)マカヒキ復活を後押し? “姿勢”に大きな変化が……
マスコミとの関係は急激に悪化。これまでとは一転して、腫れ物に触るような扱いをされた岩田騎手は「レース後のコメントを出さない」という暴挙に出てしまうこともあったという。そこから長らくメディアとの付き合い方に頭を抱えた岩田騎手はスランプに陥り、成績は低迷。
だが不思議なもので、これが奇しくも「転機」となったそうだ。
「勝てなくなり注目度も低くなると、あの苛烈な言動もウソのように鳴りを潜めました。もともとメディア向けのサービスだったので当然ではありますが。今では必要以上に勝ちにこだわりすぎることもなくなり、制裁もひと頃より随分と減っています。純粋に競馬を楽しんで乗っているような雰囲気すらありますね。心身ともにバランスが取れ、理想的な状態にあるようです」(前出・記者)
ビッグマウスを”卒業”し、プレッシャーから開放された岩田騎手。11月のエリザベス女王杯では、人気薄のクロコスミアを2着に導き波乱を演出した。現在の「外国人騎手天国」になる前はトップオブトップだった男。その実力はやはり本物だ。
有馬記念ではマカヒキとのコンビでどのような走りを見せるのだろうか? 最後の直線で岩田騎手の代名詞ともなった「イン突き」が炸裂する瞬間を心待ちにしたい。