JRA有馬記念(G1)キセキが奇跡の回復!? 栗東から届けられた有力馬情報大放出!
春は天皇賞・春(G1)で2着と存在感を示す。だが秋は始動戦の京都大賞典(G2)を4着と不甲斐ない結果で終えると、連覇が懸かったジャパンC(G1)も4着。期待されたほどの結果を残すことができないでいた。
「ジャパンCはH.ボウマン騎手が騎乗停止処分をうけてしまい、急遽参戦が不可能になったのが誤算でしたね。またレースは時計が早すぎたため、同馬が得意とする展開に持っていくことができませんでした。陣営は『あれはしんどい。ダメージが残らなかったのが、不幸中の幸いだった』とレースを振り返っていましたよ。
叩き良化型なので前走から上積みはありそうです。今は落ち着いており、いい雰囲気を出していますね。そしてなによりシュヴァルグランを知り尽くしているボウマン騎手が乗れることが大きいですよ。このコンビの真骨頂を見せてもらいたいですね」(栗東関係者・B)
昨年は不利を受けて3着に終わったシュヴァルグラン。昨年の雪辱を晴らす走りを見せてもらいたい。
苦悩するダービー馬・マカヒキ(牡5歳、栗東・友道康夫厩舎)。
8月の札幌記念(G2)では、後方から脚を伸ばしたもののサングレーザーにハナ差届かず2着。それでも1年半ぶりに馬券圏内に入ったことで復活の兆しを感じさせ、続く天皇賞・秋では3番人気に支持される。だがレースではスタート直後に他馬に接触するアクシデントもあり、見せ場なく7着。肩透かしの結果に終わってしまった。
「実は天皇賞・秋は、本来のコンディションからほど遠い状態で牧場から戻ってきたそうなんです。案の定レースでは振るわず、さらに終わってからは反動が出て調子を崩してしまい、予定されていたジャパンカップをパスすることになりました。
有馬記念では岩田康誠騎手が騎乗しますが、古馬になってから勝てていないので『早熟っぽい気も』と弱気でしたね。その疑惑を払拭するためにも、上位進出を果たしてもらいたいのですが……」(栗東関係者・C)