JRA史上「最強世代」!? 有馬記念ブラストワンピースら3歳勢「歴代最多」古馬G1・4連勝で「伝説」1998年超えの快挙!
「あとは、今でも競馬ファンから『史上最強世代』と称えられている1998年のエルコンドルパサーとグラスワンダーでしょうか。その多くが古馬になってからも競馬界をリードし続けましたし、総体的にレベルの高い世代だったと思います。
ただ、今年の3歳世代はそれらの世代を超える古馬G1・4勝。これは歴代最多の記録ですし、それぞれの勝ち馬が異なることもレベルの高さを証明しているんじゃないでしょうか。
今年は、久々に日本馬が海外G1を勝つことができなかった一年。来年以降、彼らを中心に競馬界が回っていくことは確実でしょうし、国内だけに留まらず、非常に大きな可能性を秘めている世代だと思います」(同)
また、今年の3歳世代のレベルの高さを証明する1つの要素として挙げられるのは、彼らが決して”ベストメンバー”ではなかったことだ。
実際にジャパンC、有馬記念はJRA所属の3歳馬が、それぞれアーモンドアイとブラストワンピースのただ1頭だけだった。皐月賞馬エポカドーロ、ダービー馬ワグネリアン、菊花賞馬フィエールマンを筆頭に、多くの3歳有力馬が10月以降のG1戦線に参戦しない中、これだけの結果を残した意味は極めて大きい。
他にもスプリンターズ(G1)で王者ファインニードルにクビ差の2着だったラブカンプーや、JBCクラシック(G1)でケイティブレイブに食い下がったオメガパフュームなども来年以降にG1制覇が十分狙える存在だ。
かつて1998年にクラシックを戦ったスペシャルウィークら3歳世代が、当時のG1をコンプリートする伝説的な大活躍を見せたが、それ以来の「世代制圧」があるのかもしれない。