東京大賞典(G1)ゴールドドリーム「不安」はルメール騎手のおつかれモード!? 絶好調の秋から”冬”へ12月「重賞未勝利」の大失速……
「あの馬」と再戦するまで負けるわけにはいかない。29日に大井競馬場で行われる東京大賞典(G1)に”旧”ダート王ゴールドドリーム(牡5歳、栗東・平田修厩舎)が出陣する。
昨年、フェブラリーS(G1)とチャンピオンズC(G1)を制し、統一ダート王に輝いたゴールドドリーム。今年もかしわ記念(G1)、帝王賞(G1)を連勝するなど、昨年の最優秀ダートホースに恥じない活躍を見せていたが、その天下終焉の気配は突如として訪れた。”新”ダート王ルヴァンスレーヴの存在だ。
前走の南部杯(G1)で初めて激突した新旧王者。ダート界の覇権を懸けた争いはルヴァンスレーヴに軍配が上がり「世代交代」の象徴的なシーンとなった。
チャンピオンズC(G1)で巻き返しを図りたかったゴールドドリームだが、右肩の筋肉痛のため無念の回避。レースはルヴァンスレーヴが圧勝し、今年の最優秀ダートホースをほぼ手中にしている。後れを取ったゴールドドリームにとって、新王者不在の東京大賞典は負けられない一戦というわけだ。
「チャンピオンズC回避後は、ノーザンファーム信楽へ休養に出ていましたが、幸い馬はすこぶる元気ですね。最終追い切りは栗東の坂路で4ハロン51.3秒の好タイムでしたが、最後まで脚色が衰えない素晴らしい動き。むしろ、南部杯やチャンピオンズCよりも良いかもしれません。
東京大賞典はケイティブレイブやオメガパフュームといった辺りが強敵になりそうですが、これなら王者の力を見せつけられるんじゃないでしょうか」(競馬記者)
コンディションに問題がないとすれば、来年以降ルヴァンスレーヴにリベンジするためにも負けられないところ。だが、唯一不安があるとすれば、最近やや存在感が薄れてきているC.ルメール騎手だという。