JRA理事長「外国人10週連続G1勝利」報道に苦言。「武豊とデムルメは同じ」発言に見る改革の「歪み」とファンとの「温度差」
他にも海外馬券の発売など、ここ数年のJRAは特に改革に意欲的な姿勢を見せていますが、実質的に現場の猛反対に折れてしまったエージェント制度の見直しや、今なお賛否両論があるままの大阪杯とホープフルSのG1昇格、『菜七子ルール』として藤田菜七子騎手が批判の的になった女性騎手の減量改革など、積極的な改革を進めるあまり、現場やファンとの温度差を感じるものも少なくありません。
メディアとしては、現場上がりの風通しのいい理事長として好感を持つ意見も多いですが、あまり改革を急ぎ過ぎると、今後も様々な”歪み”が生まれてしまうのかもしれません」(別の記者)
2014年の就任から積極的な改革を行っている後藤理事長。今年から新たに降級制度が廃止されることとなったが、識者からは新クラスの名称など少なくない問題提起がなされている。続々と変貌を遂げる競馬界は、今後も様々な反響を呼びそうだ。