AJCC(G2)「屈辱」ジェネラーレウーノ陣営がリベンジに燃える!? 菊花賞馬フィエールマン戴冠”アシスト役”の汚名返上へ
「直線が長いコースは、ごまかしが利かないからルメールやデムーロが乗る馬に対して、能力の足りない馬では太刀打ちできないんですよ」
関東のトップジョッキーとして、以前からそう嘆いている田辺騎手だが、比較的直線が短く「トリッキー」といわれる中山コースに対しては「コース取りとか、ペースで紛れが起きやすい。なので、ちょっと足りない馬でもチャンスが出てくるんですよね」と、自信を見せている。世代屈指の中山実績を誇るジェネラーレウーノだが、主戦が田辺騎手という要因も大きいのかもしれない。
「スローの瞬発力勝負だと分が悪い。セントライト記念のような形がいいと思う」
そう青写真を描くのは、本馬を管理する矢野英一調教師だ。1週前追い切りでは美浦のウッドで6ハロン80.7秒の猛時計、13日にも坂路で53.8秒の時計を出すなど、今回に全力投球の構えだ。セントライト記念勝ちに代表されるように実績のある中山2200mなら、不完全燃焼に終わってしまった菊花賞と同じ轍を踏むことはなさそうだ。
今回こそはフィエールマンの”アシスト役”に回るつもりはない。