オジュウチョウサン「ファン頼み」宝塚記念挑戦に疑問の声……障害復帰決定も昨年”ゴタゴタ”武豊決別なら陣営「大恥の結末」も
18日、昨年の有馬記念(G1)で9着に敗れ、連勝が11で止まったオジュウチョウサン(牡8歳、美浦・和田正一厩舎)が、再び障害レースに復帰することとなった。長山尚義オーナーが明かしている。
「今年は、まず障害で頑張ってもらいたい」
昨夏に有馬記念出走を目標に平地レース挑戦を決めたオジュウチョウサン。5度のG1制覇を含める9連勝中と「障害界の絶対王者」による異例の平地挑戦、さらには鞍上が競馬界のレジェンド武豊騎手ということもあって、競馬界の枠を超えた注目を集めた。
しかし、長山オーナーが「夢」と語っていた有馬記念では、平地の超一線級の前に力負け……最後の直線で失速、9着に惨敗して2018年シーズンを終えていた。その後、3年連続となる最優秀障害馬を受賞するなど、今年の動向が注目されていたオジュウチョウサンだったが、まずは障害界へ復帰することとなったようだ。
「当初は2月のダイヤモンドS(G3)からドバイシーマクラシック(G1)に挑戦する可能性が発表されていましたが、昨年末の有馬記念敗戦のダメージが想像以上に大きかったようで……和田調教師によると約3年ぶりの敗戦によるメンタル面だけでなく、腰や胃腸にもダメージが残っていたとのこと。
その後、復帰時期が3月になることが報じられ結局、長山オーナーの意向によって障害レースに復帰することとなりました。なお、具体的には3月9日の阪神スプリングJ(G2)が候補に挙がっていますね。そこから4連覇が懸かる中山グランドJ(G1)を目指すようです。騎手も再び石神(深一)騎手に戻るとのことでした」(競馬記者)
ただ、オジュウチョウサンの平地挑戦の”灯”は、まだ完全に消えたというわけではないようだ。
今後の見通しを語った長山オーナーは「将来は種牡馬にしたい」と明言。4月の中山グランドJ後、体調さえ整えば再び平地に挑戦し、春のグランプリ宝塚記念(G1)に向かう意向があることを明かした。