JRA「世代最強?」ダノンプレミアム復活間近か。「謎の休養→調教再開」同世代大活躍の影で静かに調整
ついに「復活」か。あるいは……。
一昨年の朝日杯FS(G1)を制し同年のJRA賞最優秀2歳牡馬に輝いたダノンプレミアム(牡4 栗東・中内田充正厩舎)の動きが活発化している。昨年11月を最後に調教にも姿を見せていなかったが、今年1月から調整を再開。少しずつ状態を上げている。
「1月から少しずつ調整をしている印象のダノンプレミアムですが、20日は坂路で4F 56.9(15.8)と、軽めながらも久々に時計を出しました。いよいよ復活が近づいてきたのかもしれません。
距離適性等を考えれば最速で2月末の中山記念(G2)かとも思われますが、これまでの慎重な動きを見るに、3月の金鯱賞(G2)、もしくは大阪杯(G1)にぶっつけ挑戦、それでも整わなければ4月のマイラーズC(G2)という可能性まであるでしょう。いずれにせよあれほどのパフォーマンスを示した馬、期待せずにはいられませんよ」(競馬誌記者)
2歳王者になった翌年明けも、その実力に陰りはなかった。初戦の弥生賞(G2)では、後の日本ダービー馬であるワグネリアンを余裕をもって1馬身半差で交わす無傷の4連勝。誰もが「皐月賞はこの馬」と信じて疑わなかった。
しかしその後ザ石により皐月賞を無念の回避。復帰戦として臨んだ日本ダービーでは折り合いや距離の問題もあったのか6着と初黒星を喫した。悪い流れは夏を経ても変わらず、天皇賞・秋挑戦表明後に「調整不足」のため出走を断念。最終的には「年内休養」となってしまった。
天皇賞回避後も調教で好タイムを出していただけに、ファンの間でも「なぜ出さないんだ」と疑問を呼んだ。そして過去のパフォーマンスのイメージが根強いのか、いまだ注目度は高い。それだけに、復帰が近づいてきた(と思われる)状況に喜ぶ声は多数だ。