JRA浜中俊「ヴェロックス覚醒」に心境複雑……!? デビュー戦8馬身圧勝の「大器」は川田将雅とともにクラシックへ

 24日、若駒S(OP)を完勝し、クラシックに名乗りを上げたヴェロックス(牡3歳、栗東・中内田充正厩舎)が皐月賞トライアルの若葉S(OP)に出走することがわかった。なお、鞍上は引き続き川田将雅騎手が務める。

 先週行われた若駒Sで2勝目を上げたヴェロックス。1番人気のサトノウィザードも3着馬を2馬身突き放すなど懸命に脚を伸ばしたが、勝ち馬に2番手から上がり最速となる34.2秒の末脚を使われては成す術なし……デビュー戦を8馬身差で圧勝した大器が、今や日本人騎手の「エース」となった川田騎手とともに、クラシックへ堂々の名乗りを上げた。

 一方で、そんな人馬を複雑な心境で見つめていたのが、元主戦の浜中俊騎手ではないだろうか。

 同じ若駒Sにショウリュウイクゾで参戦していた浜中騎手だったが、最後の直線で追い上げを見せたものの4着に敗戦。「まっすぐ走っていましたし、距離が伸びても大丈夫」と相棒の健闘を称えていたものの、クラシック出走には黄色信号が灯る結果に終わってしまった。

 8馬身差の圧勝劇で「怪物登場」と、デビュー戦から大きな注目を浴びたヴェロックスだったが「現時点で言うべき課題は見当たりません」と最高の賛辞を贈ったのが、鞍上の浜中騎手だった。

 デビュー3年目に菊花賞(G1)を勝つなど、関西の若手No.1騎手として「ポスト武豊」と期待された浜中騎手。その後も毎年のように重賞勝利を積み重ね、G1戦線の常連として活躍していたが、2016年のマイルCS(G1)を最後にG1制覇から遠ざかると、昨年はついに重賞を勝つことができないままシーズンを終えた。

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