JRAも驚愕「黒魔術」でスタッフ絶望!? 世界最強ゴドルフィン「3週間で痩せろ」”珍指令”に栄養士が危険性指摘
昨年のドバイワールドカップ(G1)の覇者サンダースノーなど、日本を含めて世界中で約600頭以上の現役馬を所有しているゴドルフィン。そんな「世界最強」オーナーブリーダーの”珍指令”が話題になっている。
ゴドルフィンは公式SNSを通じて「騎乗スタッフは2月1日までに体重を67kg以下とする」と通知――。
「体重が67kgを超えるスタッフは、すぐに騎乗を停止すること」とし「2019年2月1日までに体重を67kg以下に落とすことを目標とし、毎週体重測定が行われる。この期日になっても67kgを超える騎乗スタッフは、社内の”能力向上手順”に従わなければならない」(ジャパン・スタッドブック・インターナショナル訳、以下同)と騎乗スタッフに対して、厳しい姿勢を見せている。
日本の競馬界ではあまり聞かれないが、これだけを見れば「さすが世界のゴドルフィン」と感心させられるところだ。だが、この”指令”が下ったとされるのは、今年の1月8日のこと……。
つまり期限となる2月1日までには、わずか「3週間程度」しかないということになる。体重は人それぞれだろうが、まともなダイエット方法で結果を出すのに3週間が短すぎることは、我々のような一般人でも理解できるところだろう。
これに異を唱えたのが騎手協会の上席栄養士ダン・マーティン氏だ。
マーティン氏はSNSを通じて「素晴らしい目標」とゴドルフィンの意識の高さを称賛した一方、「やり方に問題がある」と発言。「発汗・断食・自己誘発性嘔吐(自ら吐くように仕向ける)を助長するでしょう」と、あまりにも短いダイエット期間に懸念を示している。