「ディープ産駒の登竜門」約3億円ダノンチェイサーがきさらぎ賞(G3)で偉大な先輩に並ぶ!?
高額馬ということもあり、NHKマイルCが目標ではどうしても物足りなく感じてしまうというのもあるかもしれない。もし1800mで結果を出せれば、クラシックを含めてこの先の展望が更に広がるといったところか。
また、このレースを選んだ要因の一つには厩舎もあるだろう。管理する池江泰寿調教師はこれまできさらぎ賞で【3-1-2-2】という好相性。三冠馬も手がけた名伯楽ならではのノウハウがあるに違いないだろう。思い返せばその三冠馬オルフェーヴルもきさらぎ賞で折り合いを覚えさせ、その後スプリングS制覇、三冠獲りと一気に駆け上がっていた。
今回は新馬戦以来となる川田騎手とのコンビ。一週前追い切りも川田騎手が跨り、CWで行われた。6F82.0-38.8-11.9という時計で、ラストは一杯に追われ好時計を出した。状態も言い訳ができないほど良いと見られる。
過去にはサトノダイヤモンド、ワールドエース、トーセンラーなどがこのレースを勝っており、まさに「ディープ産駒の登竜門」と言える。ここまで裏街道を地道に進んできたダノンチェイサー。先輩たちと同様にここをステップとして未来へ花開けるかどうか、注目だ。