JRA藤田菜七子に「マーフィーの呪い」!? 「距離延長NO」の裏にある圧倒的な「自信」
4連勝で根岸S(G3)を優勝したコパノキッキング(セ4歳、栗東・村山明厩舎)。フェブラリーS(G1)の前哨戦を快勝した同馬にかけられた期待は大きく、さらに陣営は本番の鞍上に藤田菜七子騎手を起用することを名言。注目度はうなぎ登りとなっている。
しかし、根岸Sで同馬に騎乗したO.マーフィー騎手が、レース後のインタビューで放った一言が波紋を呼んでいる。マーフィー騎手は「今後が楽しみになる勝ちっぷりでした」と語り、今回は1200mから200m距離が伸びる点を心配していたとして「早めに先頭へ立たないように気をつけて乗りました」とレースを振り返った。
インタビューは終始穏やかな雰囲気で進んでいたのだが、その後さらに距離延長をした場合はどうなるかという質問をされると「NO」とピシャリ。現場では一転して不穏な空気が流れてしまった。
「コパノキッキングの次走は1600m戦のフェブラリーS。だからこそ、さらなる距離延長にも耐えられるのかインタビューアーは尋ねたのでしょうが、マーフィー騎手の答えは無情でした。彼のド直球すぎるコメントにはギョッとしましたよ。不意を疲れたので堪えきれず、吹き出した人もいましたからね。
日本人騎手ならば公の場では、内心では厳しいと思っていてもオーナーや調教師の立場を考えて、悪く言わないようにします。初来日とはいえマーフィー騎手には日本の慣習なども教え込まれていたはず。それにもかかわらず、忖度ゼロのあの発言をしたということは、それが許される実績や立場を築いたという自信があるためでは?」(競馬記者)