JRA「3億円馬」サトノジェネシスをルメールも絶賛! ダイヤモンド全弟がブラストワンピース超え「驚愕タイム」でクラシックに名乗り!
3日に東京競馬場で行われたゆりかもめ賞(500万下)は、昨年の最優秀3歳牡馬ブラストワンピースが勝った”出世レース”だが、今年も大物感ある若駒がクラシック戦線に名乗りを上げた。
「フットワークや、長くいい脚が使えるところは似ているね」
鞍上のC.ルメール騎手がそう評したのは、サトノジェネシス(牡3歳、美浦・堀宣行厩舎)。2016年のセレクトセールで3億円を超える価格(税込み)で取引された、全兄に菊花賞(G1)と有馬記念(G1)を勝ったサトノダイヤモンドを持つ超良血馬だ。
10頭立ての芝2400mで行われたレースで、8枠10番からまずまずのスタートを決めたサトノジェネシスは無理せず中団から。道中でじわじわとポジションを上げると、好位のまま最後の直線へ。
各馬がスパートに入る中、サトノジェネシスだけが馬なりで先頭に並び掛ける。ルメール騎手がゴーサインを送ると、力強い末脚で見る見る後続を突き放し、最後は馬なりのままゴールした。
「強いレースでしたね。単勝1.4倍という人気通り、ここでは格が違いました。最初の1000mは61.4秒とそこまで速くなかったんですが、ラスト1000mが58.6秒とロングスパート合戦になりました。それで3馬身差勝ちは、評価すべきだと思います。春のクラシックから活躍したサトノダイヤモンドに比べれば、まだ幼い面がありますが、先々が楽しみな馬です」(競馬記者)