「武豊と凱旋門賞へ」キーファーズに飛躍の予感!? 超良血馬キスラー「大絶賛」デビュー勝ちに木梨憲武タイミングナウ2連勝!

 長い直線を真一文字に突き抜けた。3日に東京競馬場で行われた新馬戦(芝1800m)は、武豊騎乗の1番人気キスラー(牡3歳、栗東・池江泰寿厩舎)が快勝。一昨年のセレクトセールで2億円(税込み)を超える高額で取引された良血馬が、まずは順調な船出を飾った。

 16頭立てで行われたレース。スタートで後手を踏んだキスラーは後方からの競馬になったが、最後の直線で外に持ち出されると圧巻の伸び脚。長い東京の直線を上がり3ハロン最速となる34.2秒の末脚で駆け上がり、粘るドンキースタイルを半馬身捉えて単勝1.7倍の圧倒的支持に応えた。

 この走りに鞍上の武豊騎手も「直線で追い出すと、フォームが変わってしっかり伸びてくれた」と称賛。まだまだ幼い面を残しているものの「いい素質がある」と高く評価している。

「前に行ったドンキースタイルやベストピクチャーが最後まで粘る前残りの展開でしたが、能力の違いで差し切った感じですね。良血のディープインパクト産駒らしい、いい切れ味でした。

スパートしてからエンジンがかかるまでに時間が掛かりましたし、まだ荒削りな面があるので広い東京コースがよかったのかも。いずれにせよ、この先が楽しみな存在です」(競馬記者)

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