JRA共同通信杯(G3)アドマイヤマーズ「大本命」もM.デムーロ騎手はピリピリ!? 元相棒サートゥルナーリアとの「対決」消える?

 昨年の最優秀2歳牡馬アドマイヤマーズ(牡2歳、栗東・友道康夫厩舎)が、10日に東京競馬場で行われる共同通信杯(G3)から始動する。

 昨年、デビュー4連勝を飾り、無敗の2歳王者へ上り詰めたアドマイヤマーズ。特に前走の朝日杯フューチュリティS(G1)では、大物牝馬グランアレグリアに真っ向勝負を挑むと、最後の直線で力強く競り落として完勝。牡馬の意地と、そのパフォーマンスを如何なく見せつけた。

 そんな”絶対的王者”が出走することもあって、他陣営も戦々恐々か。共同通信杯はここ7年間で3頭の皐月賞馬を始め、5頭のG1馬が勝利している「超出世レース」として有名だが、今年の登録馬はわずか8頭に留まっている。アドマイヤマーズにとっては負けられないレースになりそうだ。

 だが、それ以上に負けられない気持ちを持っているのが、主戦のM.デムーロ騎手だろう。

「アドマイヤマーズはデムーロ騎手にとって、初めてデビュー戦からすべて手綱を執ってG1を勝った馬。それだけに思い入れも深いですが、同時にホープフルS(G1)を勝ったサートゥルナーリアの主戦でもありました。

結果的にサートゥルナーリアはC.ルメール騎手との新コンビでクラシックに向かうことになり、デムーロ騎手はアドマイヤマーズとのコンビ継続が決定しましたが、だからこそデムーロ騎手にとっては皐月賞まで負けられない戦いになりそうです」(競馬記者)

 実際にJRAの最優秀2歳牡馬こそアドマイヤマーズが受賞したが、『netkeiba.com』が主催したファンが選ぶ最優秀2歳牡馬はサートゥルナーリアだった。そんな”ねじれ決着”が発生するほど両者の実力は拮抗しており、サートゥルナーリアもまた今年のクラシックの大本命と評価されている。

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