「遊んでも勝つ」JRA新マイル王筆頭インディチャンプの底知れぬ潜在能力

※画像:インディチャンプ/『JBISサーチ』より

 3日に開催された東京新聞杯(G3)は、3連勝でインディチャンプ(牡4歳、栗東・音無秀孝厩舎)が重賞初制覇を達成。2着にレッドオルガ、3着にサトノアレスが続いた。

 レースでインディチャンプは出遅れてしまう。だが、鞍上の福永祐一騎手は慌てることなく、その遅れを取り戻すかのように最ウチをロスなく回る。そして最後の直線で抜け出してゴール。勝利時計はレースレコードとなる1分31秒9を記録している。

 殊勲の勝利をあげたインディチャンプ。17年の暮れに遅いデビューを飾った本馬は、新馬戦を勝利し、翌年の3歳500万下を快勝。だが、毎日杯(G3)3着、アーリントンC(G3)4着と重賞で勝利をあげられなかった。

 その後、自己条件のレースに出走すると、小豆島特別(1000万下)での取りこぼしはあったものの、有松特別(1000万下)、休養明けの元町S(1600万下)で古馬相手に勝利して実力を証明。そしてついに東京新聞杯で重賞初制覇を成し遂げている。

「福永騎手はレースで出遅れてしまったものの、『前が引っ張ってくれて折り合いも楽だった』と語っています。またその日の東京競馬場では早い時計を記録するレースが続いていました。福永騎手はしっかりとその傾向を頭に入れていたようで、『外に出すつもりはなく、間を割ろうと考えていた』そうです。その他の上位馬も内を走っていましたし、福永騎手は展開を読み切っていたんでしょうね」(競馬記者)

 福永騎手の読みも冴え渡って、見事に勝利したインディチャンプ。今後は放牧に出され、春は安田記念(G1)を目標にしているという。

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