JRA「悟りの復活」岩田康誠騎手にアドマイヤ軍団が接触!? 重賞2勝馬ニシノデイジーを下した「あの大物」とのコンビ結成か
先週行われたきさらぎ賞(G3)は、8頭立ての少頭数だったものの3連単が14万馬券となる大波乱。その波乱の主役が6番人気のタガノディアマンテを2着に導いた岩田康誠騎手だ。
「折り合い重視でゲートもゆっくり出した。直線は期待通りの伸びを見せてくれました」
そう岩田騎手が評価すれば、鮫島一歩調教師も「収穫の多いレース。楽しみになったね」と鞍上を絶賛している。今年はすでに首位へ2勝差に迫る15勝を上げ、リーディング4位。2011、2012年と2年連続でリーディングを獲った名手が、かつての輝きを取り戻している印象だ。
「かつてリーディング争いをしている時は、何かとピリピリした雰囲気でしたが、もともとは気ままな自由人。最近はまるで悟りを開いたかのように、気楽に乗れているのが好結果につながっているのかも。
先週の土曜日は東京でメインレースの騎乗もなかったんですが『オレのメインは9レース(笑)』と豪語していましたよ。それで実際に勝ってしまうわけですから、やはり乗れてますよね。本人も『ココフィーユに乗りに(東京へ)来たから勝てて良かったわ』とご満悦の様子でした」(競馬記者)
かつてはいきなり坊主頭になったり、オラオラ系ファッションでアイドルカフェに登場したりと、競馬場内外で何かと”暴走”気味だった岩田騎手。制裁がかさみ強引な騎乗ぶりが批判された際は、かなり悩んでいたという。
ただ、今は周囲の関係者も「アクが抜けて、いい意味で欲がないというか常に冷静」「闘志を内に秘めている感じだね」「いいリズムで乗れているから、このまま行って欲しい」と話している通り、本来の岩田騎手に戻った印象があるようだ。
しかし、リーディング争いには昔ほどの執着はないものの、大レースでの”一発”は今も虎視眈々と狙っているようだ。