JRAオーシャンS(G3)極上の4頭とは? 「荒れ模様」を関係者情報で紐解く!!
「〇」にはダイメイプリンセス(牝6歳、栗東・森田直行厩舎)をあげたい。
昨年は秋山真一郎騎手とコンビを組み、新潟競馬場の名物である千直レース・アイビスサマーD(G3)で重賞初制覇を達成。続く北九州記念(G3)では2着、スプリンターズS(G1)ではあわや馬券圏内となる4着に入り、ファンを驚かせた。
「今年の始動戦となるシルクロードS(G3)は、放牧明けで身体の張りもいまひとつでした。6着に終わったのも当然という感じでしたね。ただ今回は叩いた上積みもありますし、確実に前走以上の仕上がりだと思っていいはず。
また今回、陣営はM.デムーロ騎手を起用することに成功。デムーロ騎手はラブカンプーの主戦ですが、同馬は前走を殿負けするなどまだ調子が戻りきっていないみたいです。その辺りを考慮して、ダイメイプリンセスを選んだみたいですよ。
近走はゲートの出があまり良くなかったですが、鞍上を変えて心機一転。ポンと出てくれれば、あとはデムーロ騎手が上位に導いてくれるでしょう」(栗東関係者)
「▲」はペイシャフェリシタ(牝6歳、美浦・高木登厩舎)だ。
昨年は春雷Sを勝利。夏のCBC賞(G3)、アイビスサマーDは二桁着に終わったものの、キーンランドC(G3)では3着に入り、万馬券の立役者となった。
「前走はスタート直後に寄られてしまい、位置取りが悪くなったためポジションを下げざるをえませんでした。そして最後の直線でどん詰まり。7着に終わりました。スタッフは『状態は悪くなかったのに、展開が向かなかった』と肩を落としていましたよ。結果は度外視してもいいと思います。
競馬をしてないのと同じなのでダメージはないです。発馬の不安定さと脚質が影響して成績にムラがありますが、うまく噛み合ったときは重賞でも十分通用する力は持っています。中山競馬場は得意にしていますし、上位に進出してもおかしくはないです」(美浦関係者)