川田将雅騎手「武豊完封」1日5勝の大爆発！ チューリップ賞（G2）2歳女王ダノンファンタジー「超冷静」騎乗でリーディング2位浮上
編集部
2日、阪神競馬場で行われたチューリップ賞（G2）は2歳女王ダノンファンタジーが快勝。4連勝で単勝1.3倍の人気に応え、桜花賞（G1）の「主役」を決定的なものにした。
大本命馬の宿命といえる難しい展開だったが、主戦・川田将雅騎手の冷静なプレーが光ったレースだった。「目の前に進路がなかったですし、外から馬が伸びてきたので、焦らず徐々に道を作りました」と川田騎手が振り返った通り、最後の直線で前が壁になる厳しい状況。
慌てず我慢して、進路を確保してからのスパートとなったが「『届くのは間違いないな』と思っていたので、安心して乗っていました」と、2歳女王を信頼する川田騎手は冷静そのもの。貫禄すら感じさせる走りで、先に抜け出したドナウデルタを捉えると、最後はシゲルピンクダイヤ、ノーブルスコアらの追撃を振り切って4連勝を飾った。
「凄く収穫のあるレースでした。このまま無事に本番を迎えて、この馬らしいレースができればと思っています」
難しいトライアルを冷静沈着な騎乗で勝利に導いた川田騎手はこの日、これで5勝の固め打ち。リーディング争いを演じている武豊騎手との”直接対決”を制し、3勝を上げてリーディング首位に躍り出たC.ルメール騎手を2勝差でぴったりとマークしている。