金鯱賞(G2)ギベオン「何故」丸山元気ばかり? C.ルメール騎乗停止で「マイル王」ステルヴィオに続く”大抜擢”の裏事情
10日に中京競馬場で行われる金鯱賞(G2)に出走予定のギベオン(牡4歳、栗東・藤原英昭厩舎)に騎乗予定だったC.ルメール騎手が騎乗停止になったことで、”代打”に丸山元気騎手が抜擢されたことがファンの間で話題を呼んでいる。
丸山騎手といえば、主にローカルで活躍していることもあって、これまでG1を勝ったことがなく、重賞も年間で1つか2つ勝てれば……という存在。「典型的な中堅騎手」のイメージを持っている人も多いはずだ。
だが、先月24日の中山記念(G2)では、昨年のマイル王ステルヴィオの鞍上に抜擢されたことが大きな話題を呼んだばかり。
上がり最速の末脚で3着と及第点の結果を残したものの、元JRA騎手のアンカツこと安藤勝己氏からは「外を回しすぎた」と公式Twitterを通じて指摘されるなど、無難な騎乗に徹しての結果だった。
しかし、すでにステルヴィオとは大阪杯(G1)でのコンビ継続も決定的。さらに、そこへ今回のギベオンの代打騎乗……。
述べるまでもなく中堅騎手は丸山騎手以外にも数多くいる。だが何故、丸山騎手ばかりが抜擢されているのだろうか。